傑作漫画
こんにちは。四宮石材 四ノ宮です。
私がマンガマニアなのはよく知られておりまして、知り合いから最近のお勧めは???とよく聞かれます。
人に勧めるという事は、その人の好みの絵柄やストーリーもありますのでいつも結構悩みます。
では、私にとって、名作漫画とは
・何度も読み返せること
・ストーリー漫画なら、綺麗な終わりかたをしていること
・伏線を回収しやすいこと
などなど色々あげられます。
最近ですと、ヤングマガジンで連載中の「ファブル」お勧めです。
では私の現在の頂点は・・・
東村アキコ先生の「かくかくしかじか」です!!!
この本は、有名な作品賞も受賞していますので、ご存知の方は多いと思いますが、
ダントツに抜けています。
東村先生は結構書き散らすことも多いのですが、この作品はとても丁寧に書かれており、
コメディーな部分、シリアスな部分、シュールな部分など漫画のお手本と言っていいくらい素晴らしいです。
全巻通した後読感は、超感動映画を鑑賞したような感じです。
ネタバレになりますので詳しいあらすじは避けますが、簡単にいうと東村先生の自伝漫画です。
自分を絵の天才と思い込んでいた東村先生が、美大に入学するため、「日高健三」の絵画教室にて絵の指導を受ける事からストーリーは始まります。
ただその絵画教室は普通とちょっと違い、竹刀とアイアンクロー?のスパルタなのです。
そして受験、大学生活、就職、マンガ家への道をコメディーにドラマチックに描いています。
そして、この漫画私に強い影響を与えた言葉があります。
それは日高健三の「描け!」
主人公がスランプに陥っても日高健三は優しい言葉や細かいアドバイスなどしません。
ただ「描け」と。
私もお習字を習っており、私のような下手くそでも、思う線が書けないことや、何度書いても字形が取れないこともあります。
その都度、「今日はもう止めようか」と思ってしまうのですが、その時、この言葉が頭をよぎります。
ただ「描け!」筆を動かせ。
そして、書いていくうちに、その日は満足できなくても、次の日、数日後、数週間後、すっと出来るようになることもあります。
漫画に人生を教わる。結構あります。
また、東村先生は多くの作品を発表しており、自伝的作品は「ひまわり」という作品でも読めますが、こちらはほぼコメディーですので、感動を味わいたい方は「かくかくしかじか」をお勧めします。
はっきり言います。
最後のエピソードは号泣します。
漫画の最高傑作です。