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天才的


こんにちは。
丸亀 四宮石材の四ノ宮です。

久しぶりのブログは、子供の才能についてです。

子供は幼少期は皆、天才だと思います。
言葉の使い方や発想などは勿論の事、お絵かきや文字の造形など3歳児の作品は皆、びっくりするほど光り輝いています。

幼少期の絵やお習字を大人になっても作成できれば、人気作家になれると思います。

しかしどうしても、成長するにつれ、常識や上手に書こうとする事が一番になり、輝きは薄れていくように思います。子供の心が失われていく感じです。。。

上記の絵も3歳児の「こわいおに」という作品ですが、構成や筆のかすれなど輝いていると思います。

正直、私はお習字を習っていますが、こんなに綺麗な潤渇(じゅんかつ)は中々難しいです。
そして、何十枚何百枚書いて作品にする大人と違い子供たちは、ほぼ一発勝負です。

そういえば私も子供のころ、タクシーの絵を書いて、黄色で塗ったところ先生に「タクシーは黒色だから直しなさい」と言われたことがあります。これはまさしく大人の常識や先入観からだと思います。

勿論、どちらがいいかという問題でもないのですが、ひとつ言える事は、「3歳児の個展」を開けば、ほぼすべての作品は光輝いて見えると思います。

私の好きな良寛さんという有名な僧侶が優れた書の残していますが、一見すると子供のような書なのですが、味わい深くその魅力に引き込まれます。

色々面白いエピソードのある良寛さんですが、亡くなるまで子供たちと毬などで遊んでいたそうです。
子供の感性を失わなかったという事でしょうが、現代社会で、忘れがちである優しさを常に持っていた人だと思います。

子供の作品を見ていると、忘れかけた感性を取り戻せるような気がするのですが、同時に羨ましさと嫉妬を感じてしまう心の狭い自分がいることに気づきます。

良寛さんの優しさには、まだまだ届きそうにありません。。。。







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